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会社員のための雑学ハック

Web・末端会社員としての働き方・経済・文化等、「半径3m以内の事」を考えるブログです。ー雑学:多方面にわたるまとまりのない知識や学問。また、学問とは関係のない雑多な知識。

紙芝居ビジネスとモバゲー無料ビジネスの近似

荻上チキ氏の「社会的な身体」を読んで、紙芝居についての記述があった。
あれ、これって何かに似てないかと思ったので、
紙芝居と無料ゲームビジネスについてまとめてみる。
荻上チキ氏の「社会的な身体」からの抜粋もあるので気になった方は是非購入して頂きたい。

紙芝居の収益化
紙芝居とは、1930年代から始まったとされる、主に子供達を対象にしたエンターテイメントである。
街頭紙芝居での、演者の収益を挙げる方法は主に駄菓子等の食品の販売であった。
どのように駄菓子を売るかは演者それぞれで決まった形はないが、
主な売り方は以下

紙芝居の無料ビジネスと批判のまとめ
街頭紙芝居では、自転車の荷台に紙芝居を載せて移動し、子供の多い場所などで柏木を叩き
内容や感情を煽るような読み上げ声によって注目を集め関心を引きつける為にエロ・グロ・バトル等
が多く使われ、「続きを見たい人には駄菓子を買う必要がある」といった形で多くの金銭を使わせようとする
つまり、駄菓子で収益を上げる為に、紙芝居で釣る。
批判として、内容が教育的に良くない、子供が金銭を遊びに勝手に使ってしまう、
見知らぬ人との交流による誘拐や暴力などの不安などの声が上がっていた。

グリー・モバゲーの無料ゲームビジネスと批判のまとめ
グリー、モバゲー等では、子供向けのテレビ番組や雑誌など、子供の多く見ている場所で広告を行い
ポップな絵やゲーム性を煽るような宣伝により注目を集め関心を引きつける為に海賊・怪盗・バトル等
が多く使われ「続きをより楽しみたい人にはポイントを買う必要がある」といった形で多くの金銭を使わせようとする
つまり、ポイント販売で収益を挙げる為に、ゲームで釣る。
批判として、内容が教育的に良くない、子供が金銭を遊びに勝手に使ってしまう
見知らぬ人との交流による誘拐や暴力などの不安などの声が上がっていった。

以上、紙芝居のまとめと見比べてみてほしい。
強引なこじつけかも知れないが近似点が多い。
似てるか似てないかは判断にお任せするとして、その後紙芝居がどうなったかもまとめてみる。

街頭紙芝居の衰退、教育紙芝居の誕生、テレビ文化の発展
上記の批判から、街頭紙芝居は衰退の一途をたどる。
 次に出てきたのは、街頭紙芝居の方法を踏襲した教育紙芝居だ。
キリスト教の布教や、仏教の布教などに用いられた。
また、道徳教育等にも使われ、これによって一定的な評価を得た。
 また、1930年代に流行した街頭紙芝居はその影響を大きく買われ
戦中になり、紙芝居はプロパガンダに利用され、戦中教育の道具として利用された。
 戦後、テレビ文化が発達し、より大きな批判が出たが紙芝居を見ていた子供の親の世代をも取り込み
また、紙芝居よりもエンターテイメントとして評価されていったため紙芝居は衰退していく

グリー・モバゲーの無料ゲームビジネスはどうなるか
飛ぶ鳥を落とす勢いのグリー・モバゲーの無料ゲームビジネス。
もしも、紙芝居ビジネスと似ているとするならば今後どうなるだろうか。
2つの道があるのではないかと思う。

 1、プロパガンダとして利用
例えば、ごり押しされている韓流などが、無料ソーシャルゲームと手を組んだら。
あながち、あり得ないのではないか。
そもそも収益自体、ごり押し企業が払ってくれるため、金銭的批判はかわせるかもしれない。
例えば宝石を奪い合う怪盗ロワイヤルが韓流ロワイヤルになり、
F1〜3層までの高齢女性が競い合って韓流スターのプロマイド奪取が行われたり
むしろ、逆に天皇ロワイヤルでもよいかもしれない。

宝石の希少性によって成り立つゲームがブームであるなら、
その希少性を持つもの(みんなが欲しがる物)を誘導対象へと置き換えれば、
みんなが欲しい物が欲しいという層には、需要喚起につながるはずだ。
とにかく、思想的な誘導に使われる可能性はある。

 2、親世代をも取り込む物に取り替えられる
テレビが紙芝居の後に大きな意味を持ち始めたことから、
より刺激的で、親世代をも取り込むものが力を持ち始めるのではないかと考えられる。
子供、若者向けのゲーム機がファミリー向けのwiiに取り替えられたように、
上のような批判をかわすには、批判されない方法を取るのではなく(もう取れないかもしれないが)
批判している世代をも取り込んで、より評価されるのが良策だと思う。かつてのテレビのように。