ロードバイクを趣味にして、後悔したが「嬉しかった」5つのこと
私は初心者である。
前に、ロードバイクを買って後悔した事を挙げた。
これ、本心なのだが、一方で嬉しかったことももちろんある。
ロードバイクの趣味、意外と良かった。
今回はロードバイクを趣味にして良かったことを挙げたい。
ちなみに私は独身男性である。
1:運動不足の解消になった
当たり前のことではある運動不足の解消が出来たことは大きい。普段、会社員の私がする運動といえば、人前で頭を下げること位で、車通勤の為、ほとんど歩いたり、身体を動かしたりすることはない。
またストレスの解消という点においても有益だった。ストレスの解消には運動というが、身をもって体験すると、なるほどストレス解消にはロードバイクはもってこいだった。実際に運動している時間は短くても、自力で遠くまで行っているというのが非常に開放感があり、この瞬間だけは自由なんだと思えた。
私はロードバイクのお陰で、常に人前で頭を下げられる体力と精神力を身につけられたといっても過言ではない。
2:近所の街を再発見出来た
以前、糸井重里がMOTHER3の発売に際した座談会の中で、岡本太郎の晩年の趣味はスキーであり、つまりこれは「早い散歩」であると発言した。
散歩は非常に面白い。しかし、疲労の割に歩ける距離は限られており、通常であれば起点は自宅な為、限られた範囲での散策になってしまう。
しかし「早い散歩」であるところのスキーやロードバイクであれば可動範囲が非常に広くなる。またロードバイクはスキーと違って町中を走れる点も非常に楽しめる要素の一つとなっている。こんな所に中華屋があったんだという発見や近所にゴミ屋敷を発見するなど、いつも生活している街を見直すきっかけになった。これは非常に面白い発見であった。
また普段降りない、となり駅や沿線沿いもロードバイクであれば余裕で行ける為、いつも電車の電光掲示板で見ている駅を巡る事もでき、「散歩をすばやく行える」ツールとしても非常に有益であった。
3:仲良くなれない人と遊びにいける
交遊範囲の広がりも非常に良かったことの一つである。
地域のロードバイクサークルに行った際に、普段は仕事関係の人間関係が主となっている私にとって、全く違う仕事の方々と話しが出来たのも非常に勉強になった点も多く、ロードバイクを買って良かったと思えた点である。
以前、私はロードバイクは金持ちの趣味だとこのブログに書いたが、買ってしばらく経ったいまでも、その感想は変わっていない。というか、サークルに来ている人は確実に金持ちばっかりである。半年に一回はロードバイクを買い替えていたり、仕事までは言わないまでも部下っぽい人が「社長」と呼んでいるのを見たり、住んでいるところが完全に高級住宅地だったりと、金持ちが多い。
もちろん、私のような爪の灯をともす生活をしている人もいて、一点豪華主義を誇っているカッコいい人もいるのだが、日々の食事代だけでも、毎月吐きそうになっている私にとっては、数万する消耗品は、やはり高級な趣味である。
無駄遣いをしている浪費家が多いというよりは、トレーニングの為にロードバイクを趣味としている人が多く、主観だが身分が高い人が多い。つまりカッコいいなと思える人が多いのだ。
直接、お金をもらえるわけではないが(誘いがあれば、もらいます)、話しを聞いているだけでも面白く、実際に仕事に役立ったことはないが、為になることを聞ける交友関係を築ける可能性が高いという面において、非常に有益だった。
あと、N数は少ないが、ロードバイカーには優しい人が多い。これはハッピーサマーウェディング効果かも知れないが。これは家族に少しロードバイクの趣味について疎まれているからではないかと勝手に思っている。
4:もう休日、寂しくない
みんな休日なにやってた?俺?俺はロードバイクで隣の県まで行ったりしてた。すごい?いやー、ロードバイクやってる人、みんな結構そうだよ。そうそう。え、雨降っても対策してあるから平気だよ。あー、道はスマホあるからね。そうそう。で、行って名産の食べ物食べて、名所見て帰ってくる。いやー、身体バキバキだけどね。やっぱり充実感があるっていうか、まあそんな感じ。え、逆になにやってた?今週。合コン?へー。いや、別に行きたくないけどね。というか、行ってもアレだし。変な感じになるし。でも、大体、休日はロードバイクの予定入ってるからなー。人数、足りなくなったら声かけてくれたらもしかしたら、行けるかも・・・コンビニ行くの?あそう、うん大丈夫、さっき缶コーヒー買って来たから。ありがとね
5:自分に自信がつく
実際、ロードバイクに乗り始めてから、胸や足が引き締まってきた気がする。人から見られないので、誰からも今の所、指摘はされてないが、そんな気がする。
自力でどこまでも行ける。このことって、実は凄いことなんだって思う。車ではもちろんどこまででも疲れずに行けるのだが、自力で自転車を漕いで、違う土地を見に行くと自分の中の「男」が表出してきて非常にナルシストっぽくなった。
実際、自分は特になにが出来るという訳ではないのだが、この(根拠の無い)自信がロードバイクを始めて一番良かった点じゃないかと思う。
私みたいに、普段、学校や仕事で鬱鬱としている人へは絶対的にオススメできる趣味ではないかなと思う。
後悔したけど、ロードバイクを始めてよかった
唯一の欠点は「非常に高価」だっていうこと。お金持ちには、特に気にならないことかもしれないが、初心者で周りに友達がいないと、自ずとパッケージされたロードバイクを買う事を店員から薦められる。組み立てれば良かったなと今になって思うが、ロードバイクのスタートアップには非常にお金がかかった(30万弱)。ジャンク品で組み立てれば良かったなー。
ただ、その価値を引いても余りあるほど、ロードバイクは面白いのだ。
いや、ちょっと言い過ぎた。30万は高かった。お陰で生活は貧窮しているが、しかし今は後悔は少ししかしていない。コレくらいの感覚だ。
このブログが購入しようとしている人や、初心者じゃなくても改めてロードバイクを少しでも好きになるきっかけになれば嬉しい。また、ビアンキに乗っている女性に読んでもらえると本当に嬉しい。
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