会社員のための雑学ハック

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FNS27時間でフジテレビの本気をみた。面白かったが、テレビの方向性は合ってるのか?

2015年フジテレビの27時間テレビの感想を書きたい。

 

結論ありきの記事である。27時間テレビは面白かった。

 見る前から、27時間テレビは面白かったという感想を持つためにテレビを見ていた。(批判するために見る訳ではないので、面白い点を探そうとしたため)。

 

 また8時間程度しか見れていないので、他は録画してこれから見る予定であり、全ての感想ではない。日曜日の昼〜フィナーレまでの感想になる。

 

 「テレビの時代はもう終わりだ」「テレビで本気になんかなれない」「テレビを本気で面白くします」のコピーはよかった。CMも興味をそそられるものだった。

 

 

実際に「私は」面白かったと感じる。

 私の感想である。20代後半の私は面白かったと胸を張れる。フジテレビのファンではないし、報道などマジかよと思うことも間々あるのだが、27時間テレビは素晴らしかったように感じた。

 マラソンやバンジーの同時進行企画など、それぞれが独立している企画では無く、融合し始める点も非常に工夫が視聴者にとって、熱中度を上げる要素になっていて、「本気である」フジテレビを見れたと感じた。山本圭壱は出なかった。

 

TED×27hTVはとても面白い企画だった

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(フジテレビHPより)

 

パロディコーナーであるTEDが面白かった。芸人達によるテレビについてのプレゼンテーションと銘打って、テレビの方向性やメディアとしての在り方についてプレゼンを行うというコーナー。

 カンニング竹山からはテレビの可能性についてや、田村淳は自主規制についてプレゼンを行い、しっかりとバラエティのオチもついているという企画であり、身を乗り出してみた。テレビでは久し振りかも知れない。

 

ライブはめちゃイケの集大成としてめちゃイケファンにとって非常に面白かった

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(フジテレビHPより)

 

 60分にわたるダンス。それだけで過酷さが伺えるのだが、今までずっと見て来ためちゃイケ、岡村隆史を単純に「本気で」応援する気持ちになれた。音楽、照明、カメラなどが結集したテレビの底力を見た。

 

 天然素材の面々とダンスなど、友情を感じさせる場面やSMAP登場はやっぱりかっこ良く、そこに岡村が加わりラストダンスなど、演出もすばらしかった。過去のシーンのフィードバックと現在40代半ばの岡村という構造はロッキーシリーズのようだった。

 
 めちゃイケを見続けて来た私にとってのご褒美というか、過去のスペシャルを組み合わせてEXILEやモーニング娘。AKB、劇団四季など、過去の傑作を振り返りつつも、年をとった岡村がそれらに挑むという構造は非常にドキドキしたし、60分のダンスも圧巻であった。 
 
 

で、ここまで素晴らしかったと書いたので、好きなこと書いていいですよね?

大人になって気づいたことは多い。

 単純に「スゴい」と思っていたものを客観視できるようにもなったし、嫌なものの良さも見れるようになったと思う。今回思った事も年をとったが故の批判思考かも知れない。

 

 今回、本気でテレビを見た。長い時間、携帯やパソコンを全く見ずにテレビ画面に真剣に向き合って、気づいたことがあった。個人的には気づきたくなかったことも多い。面白いと思っていたものはそのままの方が幸せだと思ったからだ。

 

 テレビの本気を見たこの27時間テレビをみて、特に上記した2つの企画について、気づいた点を記載したい。

 

体育会系ストーリーはもういい。うんざりだ

大変な人が頑張っている。それだけで感動できる。

そう、それはそうなんだけど、なんか違う。

 

マラソンは良かった。大久保の笑いをとりながらのマラソンはいつもながら、笑いというものが入るだけで、作られた感動ものとは一線を画した感情が生まれる。

そしてダンスも良かった。演出が何よりよかったし、ガヤも有った方が単純に頑張っている姿を映すよりも効果的であると私は感じた。

 

 だけど、よく考えたら、自分たちで作った企画に自分達で挑むってなんなんだ?

 

 企画は自分達で作って、やればいい。しかし、「寝てないからスゴい!」って言うのは「じゃあ、企画段階で工夫して時間つくって仮眠とればいいだろ」という感想がまず出て来てしまう。

 感動の押し売りと言われている他局の番組は元々行うのが難しい人々による挑戦であり、その点は解決されているんだなとFNSをみて感じた。

 ブラック企業の残業終わりにサラリーマンに照明を当てて、感動のBGMを流して涙まで持っていくようなものな気がしてしまう。よく考えたら感動できない。スゴいというよりもタレントの年齢もあってか、かわいそうという感想が出て来てしまうのだ。ただし、タレントを嫌いになることはない。岡村隆史は以前よりも好きになった。

 

 少なくても、27時間以上寝ていなくて疲れているし辛い、だけどスゴく頑張る、だから偉い、感動するという気持ちにはなれない。違和感が残る。

 

 しかし、演出としてより切迫感のようなものは伝わる。これは非常に感動へと振れる要素だろうが、前述した違和感の方が私は大きく感じてしまった。

 

TEDの子役はなんなんだ。感動で何でも締めくくるな

 TEDの最後に出て来た子役は素晴らしく演技が上手かった。子役は悪くない。むしろ素晴らしかった。ただ、言わされていることがあまりにチープで、なんで最後に感動路線へと話しを展開させるのかがわからない。それまで真剣に聞いている分、なんだコレは感が非常に強かった。

いつも思うが、感動で何でも締めくくるのはあまりにマンネリ化されすぎてないか

 

改めてCMが邪魔だと感じる

 久し振りに真剣にテレビを生でみた。いつもは録画でCMは完全に飛ばすが、生でみるとコマーシャルが本当にいらないと感じる。

 Youtubeのように「広告をスキップ」ボタンを搭載してCMの単価下げる代わりにCMの回数増やしてもいいから、むしろお金払うからスキップさせてくれとおもう。

 

 強制的に数分の視聴を止めるテレビコマーシャルの在り方は、インターネットで広告を回避できるメディアが出てきた現在において、それこそが時代遅れだと言わざるを得ない。

 

 テレビ離れが進んでいるのは明白だが、その大きな原因にはCMがあると私は思う。動画配信サービスがネットで登場しており、広告を飛ばせる機能が搭載されはじめた今、CMに関してユーザーの我慢できる時間は確実に短くなっているだろう。

 

 そんな中、変わらずにコマーシャルの在り方を変えないテレビがみられなくなったのではないかと今回感じた。

 

 

自主規制を言い訳にしていないか

 そもそも何か問題が無ければ自主規制はおこらない。ユーザーが批判的であるというのならば、何に対して批判があったのか、しっかりと認識すべきであろう。またネットによって今まで思っていた感情が可視化できるようになっただけで、それまでも否定的な感情を持っていた人は多かったであろう。この流れは、むしろ良い事ではないかと思う。

 今回の27時間テレビで、自主規制が取り上げられた。コンプライアンスによって、つまらなくなったかのような発言もあった。

 

 果たして、自主規制でテレビは面白くなくなったのだろうか。バラエティにおいては、以前のような事が出来なくなったという面ではマイナスであろう。しかし、ヤラセ問題など自主規制される原因になったことへ目を向けずに、自主規制への不満を言うだけでは同じ事が繰り返される。

 また、規制があったとしても面白いものが作れる能力があれば、面白くなる可能性はまだまだあるだろう。笑の大学のように。今回のダンスの部分は規制とは関係無しに面白かったし、また自主規制の中で逆に規制が緩くなっているブスという光浦のTEDでのプレゼンは面白かった。

 

なぜテレビが時代遅れか、現状の把握が出来ていないのでは

 テレビは時代遅れになったのか。

27時間テレビをみて、私は面白く感じた一方で、やはりユーザー離れは進んでいくように感じた。

 

 もしかしたら、過去の振り返りで新規性がないといった批判が今回の27時間で生まれるかもしれない。しかし、コンテンツを持っているというのはそれだけで非常に強みである。過去に自分達で作ったものを活用するという点は全く違和感無く受け入れられる。

 

 私が今回思ったのは、CMというユーザーにとっては不満であるものの変化の無さ、体育会系のマンネリ化した番組作りの方向性、またユーザーに対しての現状の理解が少し違うのではないかという点である。

 

 今までのコンテンツの蓄積は非常にアドバンテージになる。また今の段階では、スタッフや出演者もYoutuberでは到底かなわないだろう。出演者・演出は改めて素晴らしいと感じた。

 

 TEDで出川も言っていたが、確かに一瞬で何万人を笑顔に出来るテレビは素晴らしい。ただの1人の視聴者の戯言ではあるが、テレビの復活を私は本気で期待している。

 

(追記)

TEDの中でロンブーの田村淳がコンプライアンスの枠を飛び出るという話しをしていた。確かに、コンプライアンスは守らなければいけないものであり、このプレゼンはオチもしっかりついていて面白かった。

 

あれ?

togetter.com

 

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