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会社員のための雑学ハック

Web・末端会社員としての働き方・経済・文化等、「半径3m以内の事」を考えるブログです。ー雑学:多方面にわたるまとまりのない知識や学問。また、学問とは関係のない雑多な知識。

詐欺を警戒され個人情報を伝えられず、本当の仕事の人が困っていた話

国勢調査だという人が、インターホンを鳴らした。

 先日の土曜日に家に居た。特に用事がなかったのだ。休日は大体家にいる。インターホンが鳴った。

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「国勢調査です」という人が「名前と同居人」を聞いてきた

 実際には、安アパートのインターホンは老朽化によりノイズが酷く、カメラもアパートである。国勢調査であるとわかったのは、その後での話だった。

 

 「〜調査です。」に聞こえ、はあ、と答えた。「お名前を教えていただけますか?」との問いだった。初めてのことで何かウラがあると思い、架空の名字を答えた。

 すると、「同居している人は何人いますか?」との質問が来た。完全におかしいと感じた私は、どんな人が詐欺師なんだろうと思って、不用意にも揚げ物をしてるんで10秒ほど待っててくださいと伝え、走って玄関へ向かい、アパートの入り口のインターホンまで行って本人と対話した。

 

 

「信頼されず進まない」という手渡しの国勢調査員という仕事

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非常に感謝され「あなたが初めて名前と世帯数を伝えてくれました」

 非常に真面目そうな人だった。首からかかっている国勢調査のカードと、その資料を見せてもらい、名前だけならポストを勝手に見られてもどうせバレるだろうからと名前を伝えた。名前と一人暮らしであると伝えると、平成27年度国勢調査の封筒を渡された。

 インターホンを鳴らして、「国勢調査です」「名前を教えてください」「同居している人の人数を教えてください」という質問を矢継ぎ早にするのは、あまりに他の人の警戒を受けるだろうと思って、担当の方から話を聞いてみた。

 

 

全く進んでいないという「手渡し」の国勢調査票の手渡し

 矢継ぎ早の質問と、そのあまりに個人情報を聞き取るにはインターホンでは難しいだろう。その担当の人の話によれば、住宅に行って「名前」と「同居している人の人数」を聞いてきて、その数の封筒を渡す仕事であると言っていた。

 質問がそれでは絶対警戒されて仕事は進まないだろうと思った。聞いてみるとボランティアでやっているという。大変なボランティアだ。一人の話なので違いはあるかもしれない。

 

 しかし、その仕事は全くと言って良い程進まず、私と会ったのは昼過ぎであったが、行く先々で「調査員であるという証拠を見せろ」や「調査区番号と世帯番号が手書きなのはおかしい」という話が出て、カードを見せても「偽造できる」と回答があり、信じてもらえず、そもそも手書きの入力を指導されていることから印字ではないものを渡されているので手書きにせざるを得ないという点から、まだ手渡しで渡せたのは1件(私だけ)であったそうだ。

 むしろその話を聞いて周りの人の個人情報への意識高くて信頼できるなと感じた。

 

 どうしようもないので、ポスティングしているとの話であった。

(参考:国勢調査のパスワード入り用紙、無防備に郵便受けに? 総務省「調査員の指導、行き届かなかったかも」 (1/2) - ITmedia ニュース

 

 私は、手渡しであるはずのものがポスティングされるのはおかしい。といったことや、あまりに警戒されすぎて可哀想だとか、個人情報がとかを主張するつもりはない。

 

 逆の立場になって、国勢調査員になった場合、どうしたらいいのだろうかと考えていた。

 

 

マイナンバー制度は果たして円滑に進められるのか?

 個人情報で今最も熱いのはマイナンバー制度であろう。マイナンバーの詐欺は導入し始めたばかりの今日でも多く聞こえるようになった。

(参考:マイナンバー詐欺が多発、3つの手口に注意を : 科学 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

当たり前が積み重なって、個人情報の扱いが大変になっている

 もちろん詐欺をする方が一番悪いし、個人情報を守ることを喧伝するのは予防策として非常に正しい。その結果、個人情報を人に教えないのはもはや当たり前の自衛策となっている。すべて当たり前だ。

 

 ただ、当たり前が積み重なった結果、このような手渡しでの国勢調査票や、国からの人であるといった説明をそのまま受け入れられなくなってきていると感じた。国民としては国からの調査に協力しない方が、詐欺にあう可能性を高めるよりはマシであることは言うまでもない。このことを突き詰めると、なにも、誰も信用できない。

 

まとめ:詐欺が多過ぎて、普通の仕事がしにくくなっているのでは

 国勢調査票が、手渡しでなくポスティングであるのはおかしいといった話はよく聞かれた話だ。たしかにおかしいと思う。というか怖い。

 ただ、どのような方法にすれば正確に個人への手渡しが出来るかといった手法は完成されていないのが現状であろう。調べてなかっただけで、よりベターなものがあれば教えてほしい。

 

自社でさえ怖い、個人情報の提出

 マイナンバーの会社への提出に関しても、毎週のように企業の個人情報流出の話を聞いたりする中で正直に言って自社でさえ怖い。電話番号の流出とかも日常茶飯事で、不動産の投資の電話は毎月かかってくる。

 

個人情報関連の仕事は、今後より大変になるだろう。

 そのような個人情報の流出リスクが高まる中、個人情報に関連した公共サービス関連や国、市町村の方々の仕事は特に面倒くさく、難しくなってくるのではないかと今回の国勢調査員の話を聞いて考えた。